6mm方眼ノート

方眼紙に書くと、なんとなく、普通の紙に書くよりも整理できるような気がするよね。

突然ですが「若さ」を捨てることにしました

突然ですが「若さ」を捨てることにしました。はい。

いや、別に、どこか 体 壊したとか、そういう意味じゃないんですけどね。

若い連中に交じることが自分にとって良いことなのかどうか…

 

高校生や大学生たちをを目の前にしたとき、彼ら彼女らを
 「若い連中」
として括り始めたのは、2~3年前のことだろうか。
当時は「あっ、やべぇな、こういうこと感じないほうがいいな」と思ってました。
まるで俺が、もう若くない、みたいじゃねえか。と考えていました。
 
つまり、自分自身、まだまだ若いはず、という気持ちがあったということ。
若さを失うことのマイナスを強く感じていたのでしょうか、それとも、成熟していくことで得るものをイメージしきれていなかった、のでしょうか。
今となっては当時の心理状態は思い起こせませんが…

ここ数ヶ月で突然、考え方が変わったといいますか。
若いやつらに、並列に交じっていこう、若者たちと同列でいよう、とは思わなくなったんですよね。
でも、未だに、若い人たちと遊ぶのは大好きです。
それは上に立とう、とか、引っ張っていこう、とか、そういうのとも違う
 
うまく言葉にするのは難しいですが…
 
「30代として魅力的であること」を武器にして、10代、20代ともきちんと対峙して、共に楽しもう、と考えるようになったんですよね
 
若づくりを諦めただけやろ、と思われるかもしれんですけど(笑)、実際はちょっと違っていて。

なんだかんだでオトナになった等身大の感性で

 

ここ1〜2年、なぜか「漫画を読む時間」をすごく大事にしていて。

毎週20冊をノルマとし、月のレンタルコミック代はコンスタントに5000円。

…そう考えると 大人の遊び やなぁ これ…
 
 
大人になればこそ、楽しめる漫画ってのも沢山あるんですよね。
エログロもそうやし、社会風刺系もそうやし。

でもね、逆に、少年漫画、ベタ系少女漫画を、大人になってから読むと、またいいんですよ。
別に無理やり、少年の心 を取り戻そうとしてるわけじゃなくて。
当時、何もわからずに夢を馳せていたファンタジーの世界に、30年以上生きてきた今、また夢を馳せると、なんか一味違うんですよね。
 
その感性の違いみたいのを目の当たりにして、
なんつーか、生きてきたんやな、って思う。
沢山エンタメに触れて、
沢山仕事もして、
それなりに恋愛して、
それなりに人と喧嘩とかもして、

で、今もマンガ読んだり、カラオケ月イチで行ったり、プロレスに夢中だったり してる。
ずっとそうやって過ごしてきた。数年前もそう、今もそう。
 
しかし数年前の俺と、いまの俺は、すこし「過ごし方」が違うわけで。

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「変わらんなぁ」と言われるのは、嬉しいんやけど

 

数年前の俺は、心のどこかで「無邪気さ、少年らしさ」を引きずってた。

変わらない自分、みたいなものに美徳を感じていたというか。
 
京都にいる頃に知り合って、東京に同時期に出てきた友人がいる。
もう随分まえの事やけど「変わらんなあ」と言われたことがあった。
嬉しかった。俺、まだ、変わってないんや、と思った。まだまだ このままで 生きていくでー!と思ってた。

でもね、今はちょっと違う。
なんていうか、少し不思議な気持ちで。
その人には数年会えてないけど、もし会える機会があれば、俺はいい意味で「変わったね」と言われたい。

童心のまま汚れずに、無邪気に生きてるんじゃなくて、さんざん汚れた大人が、それでも必死こいて生きてる、そんな自分でいたいような気がして。

ちゃんとTPOを弁えて、大人であるべき時にオトナである、ことくらい出来ているつもりだ。
そのうえで遊びたい。
そのうえではしゃぎたい。
そのうえで好きな事したい。
30代の感性でそれを実践するからこそ、味わえる喜びがある。
背伸びして 若づくり していては手に入らないモノがある、そんな気がするんですよね。

で、ふと数日前に思ったわけですわ。

【若さ】は、もう俺の人生にはあんまり必要ないな、と。
魅力ある おっさん のほうが俺はたぶん幸せやな、と。

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これこそが「老けた」って事なのかもしれんのですけども。
ええやん、それはそれで。そのうえで、今の日々が、楽しいんやし。

そのうえで
 [若者だけが社会を変える原動力ではない]
と、声を大にして言いたいんですよね。

これはまた後日にでも簡単に。