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6mm方眼ノート

方眼紙に書くと、なんとなく、普通の紙に書くよりも整理できるような気がするよね。

募金の窓口は多ければ多いほどいい。

震災から3週間が立とうとしている。被害の全貌が明らかになるとともに、被災者に対する支援も、「災害からの救助」「生命の維持」から「健康・安全の確保」へのプロセスを経て、今後は「生活の復興」「まち、地域の復興」へと移行していく頃である。
被害の広域性、深刻度からみて、今後さらなる【経済的な支援】が必要となることは間違いない。
 
 
先週末、池袋駅からサンシャイン方面へと歩いた。いくつもの団体が募金活動を行っていた。
駅前では学生サークルらしい団体が2組、募金活動をしていた。大通りでは学生らしき方々2組、ボーイスカウト、そしてなんと新日本プロレス中西学選手・田口隆祐選手が(ここは個人的にテンション↑)募金箱を手に道行く人に募金を募っていた。
その時一緒歩いていた友人は迷わず中西学選手の募金箱へと走り、千円を募金していた。
 
1時間後、友人とのランチの席にて。通路を挟んで向かいの若者が話していたこと。
「募金多すぎじゃねw?何処に入れていいか分かんねーし」
「結局いくらか抜かれんじゃねーかと思うしなー」
「関係ないNPOとかもなんか知んねーけどやるよね。あとスポーツ選手とか」
「なんかマ○ャミが基金とか作ってんの知ってる?また増えたよみたいな」
 
twitter見ていても似たような声はよく見かける。
・とにかく窓口多すぎ
・良いことなのは分かるけどなんでこの人達が募金募るわけ?
・っていうか支援したけりゃ短期のバイトしてその分募金すればw
などなど。
 
わたし個人の 募金活動 に対する意見なのですが、募金の窓口は「基本的には多ければ多いほどいい」と考えています。なぜなら、「多様な方々が多彩な募金窓口を持つことで、多様なカテゴリの市民に対して“募金しようかな”と思わせる【フック】が多くなるから」です。
ただ単純に被災者への支援をしてあげたい、という気持ちだけでない、特定のフラグに引っかかる動機づけを行うことで、多くの募金を厚め、支援の輪を広げることが出来る可能性があります。
 
例えば今回私が目撃した池袋の場合には、【学生サークル】【ボーイスカウト】【人気団体のプロレスラー】という3つのフラグがあります。
ボーイスカウト】には、コドモながらに大きな募金箱を抱え、まだ寒い中をボーイスカウトの制服で頑張っている子らへの同情心や母性・父性からくる「募金」を引き出すかもしれない。
【人気団体のプロレスラー】には、中西学が言うなら募金してみようかな…/うぁー中西だ!写真撮ってください!募金しますから!といったタレント性によってミーハーな「募金」を引き出す可能性がじゅうぶんにある。(というか私の友人がそれ)
【学生団体】については…大学関係者や若手社会人が、あぁ、頑張ってるんだなぁ、と募金する…かも、しれません。まあ正直、上のふたつよりはフックが弱いと思われます。
 
 
つまり私はこう思うのです。
“特定の方々から募金動機を引き出すのフックになる”属性をもつ人々なら、どんどん募金窓口を開設すべきです。
タレントさん、水着のグラビアアイドル、作家、スポーツ選手、とにかく特定の嗜好において魅力を発揮できる人は全員でもいい!くらい、募金窓口つくってしまえばいい。
 
一見何の関係もないようなイベント会場に募金箱を設置するのはこの意図があると思うのです。街角に立っている人やコンビニのレジ脇には募金しない人でも、好きなバンドのライブ会場に募金箱が置いてあったら、せっかくだから…と思うかもしれない。(実際に先日出かけた渋谷AXの某ライブ会場には義援金を募る募金箱が置かれていました。)
また、twitterで知ったのですが、某教育系のNPOがスタッフやら学生ボランティア総出で街頭募金に立っていました。…まあ隠すことはないですね、私も賛助会員である「カタリバ」さんですが、けっこうな金額を集めていたようでした。幾ら集めた、と公表していたところも好感が持てました。彼らがそれだけの金額を集められたのは、ある意味「カタリバ」だったから、ではないでしょうか
。代表も顔が売れていて、活動も社会的に評価されている。社会参画意識の高い人なら認知度は相当な団体です。その団体が、twitter上でどこでいつやります、まで晒した結果として、カタリバさんに入れてやるか、と“わざわざ募金した”方々の力が一定量あったと考えています。
 
このように、募金活動の窓口は多様、多彩であったほうがいい、というのが、私の考えです。
 
 
こういう書き方をすると一部の純粋まっすぐ主義者は「純粋に被災者の方々を助けようという気持ちではない。ミーハーな気持ちや下心ではないか」などと思うかもしれない。
そうです、いいんです。
ミーハーな気持ちや下心で良いんです。
被災地の復興と被災者の方々の生活復帰にはカネがいるんですよ。
1円でも多く被災地と被災者のためにかき集める、それの何がいけないのですか。
今、日本は、綺麗事を言っている場合じゃないんです。
 
 
だから私はどんどんミーハーな募金窓口が増えてくれることをココロから期待しています。
もちろん募金詐欺に引っかかるリスクもある程度あるかもしれない。だからこそ、きちんとオフィシャルな活動として行われなければならないし、それを監視することも重要になってくる。因みに監視機能は基本的には「警察」が担うべきであると考えていますが…【寄付が不正なく行われていることを監視する第三者機関】が必要かもしれませんね。
タレント事務所さん、企業さん、まだまだ震災支援は長い闘いですよ。オフィシャルにミーハーに、どんどんいきましょう。