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6mm方眼ノート

方眼紙に書くと、なんとなく、普通の紙に書くよりも整理できるような気がするよね。

備忘「transition(≒節目)」のふたつのモデル


人生の「節目」。たとえば学生から社会人になる時。
部署の異動で違う仕事をする時。
子供を産んで、おかあさん になる時、などの
「人生の転換期」における人のこころを分析するためのモデルのうち
ふたつを以下にまとめ
 
■■■
ブリッジズ(臨床心理学者、「トランジション」1994 等)
の節目分析モデル
 
終演  何かが終わる時期
 ↓
中立圏 混乱や苦悩の時間 谷間の時間
    (去りゆくものへの感慨、あたらしい世界へ高揚など)
 ↓
開始  あたらしいことの始まり
 
人生の移行期は「開始」にばかり焦点が当たりがちだが
ひとつの時期の終わり を、いかにうまく終わるか、
また谷間の時間に何を思い、どのような状態にあったかに着眼し
節目 を思考する、というモデル。
あたらしいことの開始がうまくいかない事例のなかには、
「終演」に問題があったから、という場合は多い、という。
終演をうまく通過出来なかった人は過去に固執しがちである、など。
 
 
■■■
ナイジェル・ニコルソン(ロンドン・ビジネス・スクール)の
トランジション・サイクル・モデル
 
1準備 encounter 新たなものへの意気込み、支度、前段階
 ↓
2遭遇 adjustment 実際に触れてみる、ギャップに悩んだりもする
 ↓
3順応 stabilization 実際の営みの中で、自分がそれをこなせるようになる
 ↓
4安定化 preparation 成熟する、あたりまえのこととして組み込まれる
 ↓
(あたらしい要素の 1 がまた現れる)
 
ものごとに取り組む際は、この1→2→3→4→1〜の繰り返しである。
部署の異動や進学など。
それぞれの段階はそれぞれを補完しあう役割をもつため、
1準備 がうまくいけば2〜3〜とポジティブなステップを形成しやすい。
逆に、ネガティブにスタートすると負の連鎖も形成しやすい。
 
ネガティブな状態で4安定化 してしまうのも残念なことだし、
あたらしい事を始める際の 1準備 に作用してしまうこともある。
 
キャリアを自己診断する際、自分の辿ってきた道をこの4段階にかみくだいて振り返り整理する。
正の作用の引き金になりそうなステップがあればそれを強調し、負の作用が起こりそうなステップについてはそれを次節に引きずらないための注意をしてゆくものである。
 
ここで(この先、いいキャリア、大きなキャリアを築く上で)大事なことは
・一周終わって、次の一周にかかるときは、前のサークルより規模の大きい、
 もしくは上の段階での周回が望ましい
・次の一周には、前の一周で行ってきた何かと、何かしらのつながり、
 関連性をもっておくこと。
・まったく同じような場所を回っているような気がするときは
 前よりうまく回る、美しく回ることを意識すること。
などが指摘される。
 
 
参考「働く人のためのキャリア・デザイン」金井、2002