6mm方眼ノート

方眼紙に書くと、なんとなく、普通の紙に書くよりも整理できるような気がするよね。

高校生の求人半減「スタートラインにも立てない」

高校生の求人半減「スタートラインにも立てない」
http://www.asahi.com/national/update/0912/TKY200909120112.html

 
 高校生の就職市場が深刻さを増している。厚生労働省の11日の発表によると、来春の高校卒業予定者に対する7月末の求人数は約13万5千人。前年同期比の半分近くにまで落ち込み、昨秋来の不況の影響が一気に表れた格好だ。企業の採用活動が解禁となる16日を前に、高校の進路指導担当者からは苦境を予想する声が聞こえてくる。
 
 厚労省によると、7月末の求人倍率は0.71倍。北海道や東北、南九州は0.3を切る地域も多く、特に厳しい。
 
 青森市の青森工業高によると、昨年1600件ぐらいあった求人が今年は800件強ほどにとどまるという。進路指導主事の小田桐成登教諭は「解禁日の16日になっても、面接すら受けられず待機状態の生徒が多くなるだろう。頑張れと言いたいが、頑張るスタートラインにも立てない」。
 
 鹿児島県薩摩川内市の川薩清修館高校は、企業側から「就職試験を受けるのは1校1人で」と強い要請を受けた。それでも、採用の抑制もあって、企業によっては競争倍率が10倍を超えることも予想されるという。
 
 岩手県奥州市の水沢商業高も、地元の自動車関連企業が採用を控えていることもあり、地区の高卒求人は前年同期の4割程度。地元は見込みが薄いと、県外企業を受ける生徒が前年の倍以上になる見通しだ。
 
 進学への切り替えを勧める動きもある。札幌市の札幌東商業高では20年ほど前は卒業生の9割が就職していたが、今の3年生は6割が進学希望だ。担当教諭は「もともと高卒の採用は待遇面で条件が厳しい。以前は高卒を対象にしていた職種が、大卒や短大卒に振り替えられている傾向も強まっている」と話す。
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地方の高卒者の就職先は多くが「地場産業」だったはず
 ≒ 地域経済の落ち込みと経済一極集中がひとつの原因か。
そもそも実業高校や高専は、その存在意義として
地場産業への就職のための人材育成という大きな役割があったので
社会の状況が変わったのであれば、ある意味では

そういう学校は役割が終わった=形を変えるべき?という表現もできる。
 
あとは高等教育そのものの無意味な汎用化が間接的には関与しているか。